Moto X 2nd Genを日本国内で使うための情報まとめ


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Moto X 2nd Genを国内で使いたい!という方のために、情報をまとめておきます。

Moto X 2nd Genの魅力

まずは、なぜMoto X 2nd Genを使うのか?どこに魅力があるのか?というところから。

  • ほぼ素のAndroid OSを搭載している。そのOSアップデートの早さは、準Nexus端末と言っていいほど。
  • Lollipopの場合、Googleが2014/11/3にソースを公開してから、2014/12月の中頃にはアップデートがOTA配信されました(欧州版XT1092の場合)。GoogleからLenovoに買収された後、つい先日発表されたMoto Eでも、ほぼ素のAndroidを使う方針は変わっていないことが確認されたので、素のAndroidを楽しみたい方にはうってつけの端末では。
  • 「Nexus 5.2」としての立ち位置。Nexus5は使い勝手が良いが、発売時期が少々古く、端末の手触りや質感、カメラ性能、イヤホンの音質などは値段なりなところがある。Nexus6はより上質な端末だが、品不足で値段も高く、6インチというサイズも少々使う人を選ぶ。そこで、5.2インチ端末のMoto Xの出番。
  • Moto XはNexus6を5.2インチに小さくしたような外観で、メタルフレームが印象的な端末。手に持った時のずっしりとした重さからは高級感を感じます。
  • OSはほぼ素のAndroidですが、Motorolaが独自に追加した機能は控えめでありながらも、使いやすさに貢献しています。
  • 端末前面下部に、ディスプレイOFF時でも常時稼働している2つのセンサーが配置されています。端末の前に手をかざすだけでカメラが反応し、待ち受け画面が表示される機能がかなり便利。Nexus6には、端末を持ち上げると待ち受け画面が表示される「Ambient Display」がありますが、それをさらに一歩推し進めた機能といえます。
  • このセンサーを使って、画面を眺め続けている間はディスプレイを消灯しないようにも設定できます(Galaxyも同じような機能を持っていますね)。

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端末下部にある2つの黒い点が、常時稼働しているセンサー。これにより使い勝手が向上する。


どのモデルを使うべきか

日本でMoto Xを使うにあたって、一番適しているのはXT1092(欧州版:SIMフリー)です。

XT1092のLTE対応バンドは以下の通り。国内キャリアの主要バンドであるBand1に対応しているのが大きいです。

docomo softbank au
Band1 (2100MHz)
Band3 (1800MHz)
Band7 (2600MHz)
Band8 (900MHz)
Band20 (800MHz)


ブログ主は、XT1092にIIJmioのSIMを挿して使っています。
(2015/3/12 追記:Softbank SIMに差し替えました。こちらも快適に使えています。)

Moto X 2nd GenとHTC Desire EYEでmineoとIIJmio SIMを使ってみた - ガジェットの更地



1月に発売開始された中国版のXT1085も、バンド的にはいい線いっているのですが、中国版Android端末の常として、おそらくGoogle Playが削除されていると思います。ですので、よほどの冒険心をお持ちの方以外にはお勧めできません。

どこで買うべきか

イギリスのhandtecで6万ほどで買えます。例えばこちら。送料など諸々込みで6万5千円は超えないのではないでしょうか。マレーシアのipmartでも売ってますね。例えばこれとか。handtecとだいたい同じ値段です。

1つ気をつけることは、これらのショップで購入できるのは16GBモデルがほとんどだということです。

32GBモデルが欲しい人、自分でデザインをカスタマイズしたい人向けの購入方法

Moto XをMotoroalの公式サイト「Moto Maker」から購入した場合、様々なカスタマイズが可能です(リンク先はイギリスのMoto Makerです)。本体のストレージ容量(16GB or 32GB)、前面の色(白 or 黒)、背面の素材と色(プラスチック、木材、革)等を選択することが可能です。


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さまざまなカスタマイズが可能なことが、Moto Xの魅力でもある。


Moto Makerはイギリス、フランス、ドイツなどの各国で展開されているようなのですが、基本的にMoto Makerで注文したMoto Xを国外(日本)に配送することはできません。カスタマイズ後に配送先として日本の住所を指定すると、国外には配送できない旨の警告が表示されます。

ではどうするかというと、日本への配送に対応している、各国の転送サービスを使う必要があります。例えば「イギリスから日本」への転送サービスだとこちらなどがあります。(*注:私はこの業者のサービスを使ったことはありませんので、ご利用はご自身の責任で行ってください。)

ただ、イギリス国内の転送サービス業者を使う場合、Moto Xの購入時にVAT(付加価値税)が20%もかかってしまいます。国外から直接購入できればVATはかからないのですが、転送サービス業者はイギリス国内に拠点を構えているため、余計な税金がかかってしまうのです。

ですので、欧州で転送業者を使ってMoto X購入する場合、イギリス以外の国を選ぶのが良いかと思います。

オークションサイトで入手する

ヤフオクを見ていると、稀にMoto Xが出品されていることがあります。かくいう私も、ヤフオクでMoto Xを入手しました。50000円程度で落札できたので、個人輸入するよりは随分安く済みました。ただ、オークションで入手すると基本的に保証が受けられないのが難点です。上述のhandtecやipmartでMoto Xを購入すると、一年間の保証が付いてきます。

まとめ

Moto Xはとても良くできた端末で、素のAndroidを楽しめつつ、Motorolaが独自に追加した機能は非常に便利で使い勝手が良いという、バランスの良い端末に仕上がっていると思います。

MotorolaがLenovoに買収されたことで、これからの先行きに不安を感じるところもありましたが、Moto Eを見る限りは従来と同様の路線で進めてくれそうな感じですので、一安心といったところでしょうか。

是非、一度手にしてみることを強くお勧めします。

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