欧州版 Moto X 2014(2nd Gen)であるXT1092を購入しました。
使用感:最高。
いやあ、質感や手触りが最高ですねこの端末…動作もキビキビしています(Lollipop使用時)。
ソフトウェアについても、ほとんど素のAndroidなのが好印象。変にメーカー側で手を加えられて、アップデートが遅れたりするのは嫌ですしね。
Motorolaには、Lenovo傘下でも是非良い端末を作り続けていって欲しいものです。
本題
さて、ここからが本題なのですが、届いたXT1092にmineo SIMを入れて運用してみました。
ドコモやソフトバンク回線でXT1092が使えたという報告はよく聞くのですが、au回線で使ったという情報は、自分が調べた限り見つけられませんでした。ましてやMVNOであるmineoのレポートに至っては…
ここで、XT1092の対応バンドをおさらいしておきます。
docomo | softbank | au | |
---|---|---|---|
Band1 (2100MHz) | ◯ | ◯ | ◯ |
Band3 (1800MHz) | ◯ | ||
Band7 (2600MHz) | |||
Band8 (900MHz) | ◯ | ||
Band20 (800MHz) |
mineoはauのLTE網のみを使用できます。つまりXT1092にmineo SIMを指すと、band1でのみ通信できることになります。
なお、私が加入しているmineoのプランは、シングルタイプ(データ通信のみ)+SMSのプランとなります。シングルプランなので通話はできません。
実際に使ってみた
auのLTEはBand21、Band18をメインに展開しているため、Band1のカバー率はそれらより低くなります。とは言いつつも、2014年8月にBand1の実人口カバー率が91%を達成したとのことですので、そこそこ繋がってくれるのでは?と期待が膨らみます。
キャリアアグリゲーションにも関わってくる2.1GHz帯のネットワークは、7月末時点の最新の情報として、カバー率が91%になったことも明らかにし、「WiMAX 2+」と合わせて「エリアだけでなくスピードでも期待に応えたい」と意気込みを語った。
さっそく、私の住んでいる練馬と、職場のある新宿で確認してみたところ…
結論:私の生活圏では、Band1をまったく掴んでくれない
全然ダメです。mineo SIMを挿して、APNも設定した上で屋外をうろついてみたのですが、一度も電波を掴んでくれませんでした。
ヨドバシカメラ新宿西口店の前。新宿なのにピクト0…
Band1は(いわゆるプラチナバンドと比べて)屋内で繋がりにくいということは知っていましたが、屋外でもまったく電波を掴んでくれません。
一応、設定画面からSIMの電話番号を見ることはできますし、ステータスバーには「緊急通報のみ」との表示が出ているので、SIMを認識していないというわけではなさそうです。
XT1092でmineo SIMは使わない方が無難です。
人口カバー率91%のBand1で、かつ都心であるにもかかわらず、ピクトが立つことはありませんでした。
まったくピクトが立たないというのはちょっと異常なので、Band1の問題というよりは、端末との相性なのではないか?という気もしないではないのですが、何はともあれmineo SIMでXT1092を使うのは避けておいた方がよさそうです。
待て続報
さて、mineoが使えないことがわかったので、ドコモのMVNOであるIIJmioを契約してみました。SIMが届き次第、練馬と新宿でテストを行いたいと思います。また、私の手持ちのSoftbank SIMで検証した結果もそのうち記事にしたいと思いますので、お待ち頂ければと思います。
- 2015/2/25更新:続編できました。
Moto X 2nd GenとHTC Desire EYEでmineoとIIJmio SIMを使ってみた - ガジェットの更地
IIJ IIJmio SIM ウェルカムパック microSIM ( SMS 機能付き ) 版 <開通期限2016年3月31日まで> IM-B057
- 出版社/メーカー: IIJ
- 発売日: 2014/12/15
- メディア: エレクトロニクス
- この商品を含むブログを見る