OnePlusのOxygenOSの詳細情報と開発メンバーが公開される(日本語訳)


世界中のOnePlus Oneユーザーが公開を心待ちにしていた、OxygenOSの詳細が一部明らかになりました。

OxygenOSはOnePlusが開発する、Androidをベースにした同社の独自OSです。元々OnePlusは、CyanogenModを同社が提供する唯一の端末「OnePlus One」の公式OSとして採用していました。

しかし、インドでCyanogenModの独占使用権を有するMicromaxから訴えられ、裁判の結果インドにおけるCyanogenModの搭載が禁止されてしまいます。これを受けて、OnePlusは代替OSとしてOxygenOSの開発を発表…というのがこれまでのおおまかな流れです。


OxygenOSはどのような設計思想に基づいて作られているのか。そしてどのようなメンバーがOxygenOSを開発しているのか。OnePlusの公式ブログより、OxygenOSと開発メンバーの紹介エントリをどうぞ。


元ネタ:Introducing the OxygenOS Team: a First Look at the OnePlus ROM



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我々はここ最近、新しいROMについて多くのことを話した。我々が向かうゴールと、現在の進捗を共有するために時間を割きたいと思う。

すぐそこにあるOxygenOSのリリースによって、OnePlueの物語は新しい章に突入する。そこで、我々はあるAndroidの「ロックスター」を雇い、我々の手助けをしてもらった。OnePlusのソフトウェアの未来を作り出すチームと会い、我々の新しいロゴを見て、我々の新しいROMに期待できるものを見い出してほしい。

「なぜ自分たちでROMを開発しているのですか?」

そうすることによって、我々がより良いローカライズとより速いアップデートを提供することができるから。OnePlueのコミュニティがROMを形造れるように、我々はユーザーフィードバックを直接実施し、彼らが使いたいOSを作成することが容易になる。OnePlusのデバイスを使っているすべてのユーザーにとって、ハードウェアとソフトウェアとクラウドはより継ぎ目がなく、密接なものになっていくだろう。我々自身がソフトウェアを作り上げることによって、ユーザーと共にOSを改善するために働きかけることができる。我々はこう言うことを好む:「私達がいっしょに働く時には、驚異的な事が起こる」

「OxygenOSチームには誰がいるのですか?」

我々のチームは世界で最も有能な工業デザイナーと機械工学者が数名いるけれども、ROMを開発するのには、完全に新しいスキルセットが必要だ。我々は、どのようにユーザーのソフトウェア・エクスペリエンスを改善するかにおいて、高い技術能力だけではなくユニークな視点と洞察力を持つ人物を見つける必要があった。Android開発者コミュニティとの強い関係を通じて、我々は純粋な、ユーザードリブン・エクスペリエンスを作成する能力を持っている、数人の有能なエンジニアを知ることになった。このことを念頭に置いて、我々はOxygenOSチームの(非常にグローバルな)一部のメンバーを紹介できることを光栄に思っている。

モバイル・プロダクトの最高責任者

Helen (カナダ):Helenは、シアトルエリアの様々なスタートアップを経験する前に、マイクロソフトでソフトウェア開発エンジニアとプログラムマネージャとして働いていた。我々は、HelenがOxygenOSチームを導いてくれることを誇りに思っている。

Androidテクニカルリーダー

Aaron (USA):Nexus7用の「cookies&cream」という彼自身のカスタムROMを18歳で作り上げたことによって、Aaronは、2012年にParanoid Androidを共同設立し、そしてチームリーダー、ソフトウェア・アーキテクトとして活躍した。Aaronはまた、Intelのために働き、彼らのLollipop OTAの配信を手助けした。我々は、彼の富と、開発者のチームを導いている彼の経験に恍惚としている。

UI/UXデザイナー

Arz (インド):ほんの19歳で、Arzはグラフィック・デザインの広い経験を持ち、UIフレームワークを含んでAndroidテーマについて深い知識を有している。Google Play Storeの最もポピュラーなテーマのうちのいくつかを作成したArzは、Paranoid AndroidのリードデザイナーおよびOxygenOSのためのリードUI/UXデザイナーである。

Android開発チーム

Carlo (イタリア):かつての医学生はAndroidハッカーへ転身した。Androidエンジニアとしての数年の経験によって、Carloは現在とんでもない物の製作者としてParanoid Androidに寄与している。

Hieu (カナダ):Paranoid Androidのソフトウェア・アーキテクトとして、HieuはOSの最適化と電力管理を得意分野としている。多才な「ハードウェア・イネーブラー」、Hieuが修正できないものなど存在しない。

Jesús (コロンビア):いくつかの著名なAndroidアプリケーションを作成したJesúsは、Paranoid Androidの独立したデベロッパーであり、共同設立者である。彼は第一に、OxygenOSのヘッドライン機能に取り組んでいる(これについてはすぐに明らかになるだろう!)。

Karim (レバノン):Karimは起業家であり、Googleのソフトウェア開発インターン生でもあった。彼は、OxygenOSチームで居住アプリを開発している。

Yamil (スペイン):Yamilは「エンタープライズコードのマスター」であり、スタートアップスペースに新しい視点を持って来る。彼はOxygenOSリカバリモジュールの責任者である。


もちろん、舞台裏では50人を超えるエンジニアとテスターが働いているのであって、OnePlusの一員として彼らを紹介できないことは悔しいところだ。

「OxygenOSに何を期待していいの?」

私達は以前、OxygenOSにはいかなるブロートウェアも搭載しないと約束した。私達はそれをクリーンにしておき、パフォーマンスのために合理化する。私達はバッテリの寿命とシステムの効率を大切にし、ROMの名に忠実であり続ける。これはOxygenOSの新しいロゴに反映されている。

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OxygenOSはOnePlusのラインナップの重要な部分であり、我々はこの新しいロゴがブランドの中心的な原則を維持して欲しいと願っている。おなじみの形とデザインによって、OxygenOSロゴは赤により支配されて、OnePlusロゴを特徴付けているネガティブなスペースと対比する。互いに、これらのデザインはハードウェアとソフトウェアの間の調和を表し、OnePlusのエコシステム内の完全なバランスを作りあげる働きをもたらしている。

OxygenOSは、私達のハードウェアから予期される品質および、コミュニティ駆動のデザインと同じフォーカスで組み立てられていて、私達の新しいロゴのシンプルさは、ソフトウェア自身に伝播する。我々は、ユーザーに最もよい経験を提供することに注力し、決して「区別のための区別」は行わない。私達は、どのような追加の機能であっても押し付けがましくなく、極めて有益であることを約束する(例えば、tap-to-wakeとカスタマイズ可能なナビゲーションボタンなど)。OxygenOSによって、私達は、ユーザーのために働き、彼らのために道を譲りたい。そして、それはまさに我々がしていることである。

「OxygenOSはいつダウンロードできるの?」

LollipopベースのROMをリリースする前に多数の検証が必要で、これにはしばらく時間がかかる。我々は、現在テスティングフェーズにある完全に安定したビルドと共に進めることを決めた。なぜならこれが我々の最初のメジャーソフトウェアリリースであり、ROMがダウンロード可能になる前に全てが堅牢で、そして安定していることを保証する必要があるからだ。我々は、あなたに低い所に安住してくれとお願いすることはない。あなたの忍耐に感謝する。



我々の新しいROMチームを知りたい?もっと多くの熱い質問をしたい?グッド、我々はあなたに答えてあげたい。2/12 午前8時より、Carl、Helen、Aaron、Arz、KarimがOxygenOSにフォーカスした/r/Androidのreddit AMAAに参加する。

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